|
Updated: 2003.06.27
■ 2003.06.27 − MSX規格提唱から満20年
アスキーとマイクロソフトによって提唱された8ビットパソコンの統一規格「MSX」は、松下電器やソニーなど多数の電器メーカーの参加を得ることに成功し、あとは正式な規格発表を待つのみであった。
しかし、そこに反旗を翻したのが日本ソフトバンク(現:ソフトバンク)の孫正義。当時は、「天才」西和彦と対比される形で、「神童」と呼ばれた、パソコン業界の風雲児である。彼らはソード、デジタルリサーチなどと協力し、独自の規格を作り上げる。
そして、両陣営がそれぞれ規格を発表する記者会見の日。それが1983年6月27日だった。マスコミの注目を集める中、姿を現した孫は意外な言葉を発する。「我々もMSXを支持する」。この記者会見の前夜、西と孫による「トップ会談」が開かれ、両者が和解したのである。
これにより、統一規格はMSXに一本化されることが決まった。記者会見は大手メーカー14社の役員が出席するという豪華なものになったが、この時点からすでに波乱の種はまかれていたのである…。
(文中敬称略)
■当時の新聞見出し
家庭用パソコンのソフト規格
「MSX」一本化で和解
米マ社とソフトバンク
(日本経済新聞 1983年6月28日付朝刊)
|
■参考文献
「パソコン革命の旗手たち」 関口和一著(日本経済新聞社)
|